元恵那司の苦悩（3月22日中日新聞より）

八百長相撲の仲介役として相撲界を追われた元力士が新たな道を歩み出す。
昨年4月に引退した元恵那司の水野千浩氏は兄に勧められた柔道整復師を目指すことに。高卒資格が必要な職業のため予備校に通い資格試験に合格した。
八百長の関与を認めてから、さいたま市内の入間川部屋にこもり「おかしくなりそうだった」。批判する電話や手紙が相次いだ日々に耐えられたのは家族のおかげとか。

故郷の人もやさしかった。「恵那」の名を汚したことを謝ろうと市役所を訪れると、議員らに議場に招かれ「ここに立てるような人間になれ」と励まされた。「悪人扱いされなかった」立ち直らなければという思いが強くなった。

今は過ちに気付いている。十両の地位を守るための不正行為に加担してしまったことを悔やむ。
（予備校の）卒業式では生徒を代表してあいさつに立つ。
「相撲で自分は成長させてもらえた。恩に報いるため社会で認めてもらえる人間になりたい。」

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もうずいぶん昔のことのような気がする。昔から疑われた大相撲の八百長問題が意外なことから露見してしまった。昔から大相撲をTVで見てきた者にとっては、残念な出来事だった。引退を余儀なくさせられた力士、親方だけの問題だったのかはわからないけども。まあこれで警告にはなったろうと思うのだが。
なんにしても真剣勝負を見るために高い金を払って観客は見るし、また真剣勝負だからこそ感動もあるのだが。